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PMP受験の動機

わたしが務める会社には資格取得報奨金制度があります。
PMP資格も報奨金10万の支給対象でしたが、受験料が高額で学習費も結構かかりそうで、利益率が低いと考えて受験は見送っていました。
ただ、会社の薦めと興味本位もあって、PMBOKモダンプロジェクトマネジメント講座と、PMP試験対策講座を受講してみました。
受講から1年以上経過したある日、全く忘れた頃にヒューマンリソース部門からPMP受験予定の確認メールがきました。
そんな話は全く聞いてないし、そんな条件もなかったので、そのメールにめちゃくちゃムカつきました。
意地でも資格取得して報奨金をゲットしてやる、みてろよ!という気持ちでいっぱいになりました。

まあ、何が言いたいかと言うと、わたしの場合このやる気・モチベーションが資格取得に向けた学習の原動力となっています。
これまでは、報奨金額や家族のバックアップなど、やる気の原動力にしてきましたが、今回の怒りもやる気モチベーションの維持にはとても有効でした。
普段からズボラなわたし、資格試験はモチベーションこそが命です。

PMP資格とは

まずPMP資格とは、プロジェクトマネジメント協会(PMI)というアメリカの非営利団体が認定するプロジェクトを遂行するためのプロジェクトマネジメントに関する国際的な認定資格です。
PMIは、PMBOK(プロジェクトマネジメント知識体系)というプロジェクトマネジメントの方法論(ベストプラクティス)を体系化・標準化したガイドも出しています。

このあたりの話は、PMI公式サイトや認定トレーニングパートナーのサイトに詳しく載っています。
PMP資格は報奨金獲得以外に、転職などアピールになる有効な資格といえます。

PMP受験資格・要件

受験には2つの受験資格・要件が必要です。
こちらもPMI公式サイトや認定研修会社のサイトに詳しく載っています。

PM経験

・大卒の場合
プロジェクト業務を指揮・監督する立場で、36ヶ月のプロジェクトマネジメント経験。
・高卒・短大卒の場合
プロジェクト業務を指揮・監督する立場で、60ヶ月のプロジェクトマネジメント経験。
以前は4500時間以上など時間要件もありましたが、いまは月数だけになったみたいです。

35時間のPM研修受講

PMI認定トレーニング・パートナー(ATP)が開催する認定講習を受講することで、PMP受験に必要な受講時間35時間のPDU(Professional Development Unit)を取得します。1時間の講習=1PDUなので35PDU必要。

ATPがいろんな講習を用意しているので、お金さえ払えば受講してPDUを貯めれます。eLarningが安いと思います。
わたしの場合は会社の社内研修(会社負担)で35PDUを溜めました。

PMP試験申し込み

PMI本部サイトから試験申し込みをします。
英語サイトでしたが、PMIや受験者の紹介サイトを参考に英文入力すれば特に問題ありませんでした。
受験料はクレジットカード決済です。

PMP認定試験内容が2021年1月2日から改定されました。

今回の変更は現行のPMP試験出題形式の変更で、引き続きPMBOKガイド第6版に基づいて出題されます。
なお、試験対策として、これまでのPMBOKガイド第6版の学習に加えて、試験出題の50%を占める「アジャイル」について追加学習する必要があるようです。

  • 出題数が「200問 → 180問」に変更
  • 試験時間が「240分 → 230分」に変更
  • 60問解答毎に合計2回10分以内の小休憩ができる
  • 解答方式が「四択選択式 → 複数選択・複数回答、空欄穴埋め、マッチング選択等の組み合わせ」に変更

4つ目の四択だけでなくなったのは厳しいですね。

受験料(PMI会員になるのがお得)

PMP受験費用は、PMI会員が405ドル、一般555ドルです。PMI初年度年会費が139ドルなので、11ドル安い。
もし、一年間の受験有効期間内に再受験、再々受験となった場合も、PMI会員はそれぞれ100ドルOFFなのでメリットがあります。

監査

PMIは受験申込の中から、基準はわからないけど監査対象になったよってメールが届きます。
わたしの同僚も運悪く監査に当たり、卒業した大学から卒業証明書を取り寄せていました。
他にもプロジェクト経歴書やPDUの証明書など。これは運次第なので当たったらやるしかない。

受験

なんと!オンラインで受験できるようになったそうです。PMIサイトのお知らせページ

一発合格した学習方法

先にも書いたようにモチベーションを如何に維持するか、が勝負です(笑)

受験計画

まずは計画です。
PMBOKを実務で参考する場合、学習して内容を理解すればいいですが、試験対策には詳細な用語・単語を丸暗記する必要があります。
人は翌日には7割忘れるとか、忘却曲線とか聞かれたことありますか。
興味を持ったものなら違ってくるとは思いますが、それほど好きでもないPMBOKを記憶するのは至難の業です。
わたしは試験対策講座の受講から1年半くらい間を開けてしまったので、忘却曲線の下の下でした。

そこで、わたしの場合、受験までの勉強期間は2か月と決めました。
1か月でPMBOKの参考書で知識分野別にポイントを理解して、もう1か月で丸暗記しました。
記憶に刷り込むように学習というか記憶しました。
これ以上の期間で丸暗記すると、先に覚えたものを忘れたり、繰り返し刷り込み過ぎて混同したりします。

PMBOKの理解

PMBOK(第6版)では、10個の知識エリアと5つのプロセスで分類されていて、各プロセスには目的や概要、インプット、アウトプット、ツールと技法が体系的に定義されてます。
わたしは試験対策講座と参考書を熟読して理解を深めました。
ちなみにPMBOK自体はわたしには見にくかったので一切使いませんでした。

丸暗記表作成

PMBOKの定義を参考書ベースに自分で覚えやすいように整理して暗記表を作ってみてください。
わたしはExcelで整理しながら暗記表を作りました。
似たような名称のインプット、アウトプットなどありますので、この暗記表で正確に丸暗記しました。
自分で整理して作るのがポイントですね。

問題集

問題集で丸暗記した結果を試してみました。
正解した問題は迷いにならないよう2度と見ない。
不正解の問題は正解するまで繰り返し解きました。

オススメの参考書と問題集

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PMP試験合格虎の巻 第6版対応

新試験問題の半数は、アジャイルとウォーターフォールを組み合わせを前提とした問題になるので、本書でアジャイルに関する知識・用語を学習します。

PMP試験合格虎の巻 新試験対応

虎の巻ドリルで全581問の反復学習です。
ドリルと同じ問題は出ないので、問題文を覚えても意味はないと思います。

最後に

資格試験の学習方法は、個人それぞれに適したやり方があると思います。
このページは、あくまでわたしの学習方法の紹介で、参考にしていただけると幸いです。
皆さんの一発合格を祈っています。