私たちは、音やリズムと共に暮らしています。日常にある音やリズムってなんでしょう?
小鳥のさえずり、水の音、風の音、雨の音など、いわゆる自然の音。時計の音、チャイム、家電のお知らせ音、スマホ通知音などの電子音。話し声、車の音、足音etcキリがないほどたくさんの音が聴こえています。好んで耳にする音楽も大きな「音」グループのひとつですね。
ではリズムは?
音の分だけリズムも生まれていますよ。音がひとつだったとしても、その音の揺らぎがリズムとなって現れます。まあ、これは通常聴こえない音になります。さて、聴こえるリズムとは?
身近なリズムだと、靴音コツコツコツコツ、心臓の鼓動ドクドク?ドキドキ?、呼吸音スーハースーハー、電車の音ガタンガターンなどなど。どうでしょう?暮らしの中での音とリズム、いろいろ思い当たるものがありまりますよね。
ふとした時に聴こえてくる暮らしの中の音やリズムを私は興味深く面白がっています。癒されたり、楽しんだり、イメージやテンションを上げたりと良い意味で音やリズムにサポートされていることは多いです。
音についていうと、苦手な音、うるさい音、不快な音など、同じ音でもマイナスに作用することもあります。リズムはさほど思い当たりませんが、「生活のリズムが狂う」などと言われるようにアンバランスなリズムに嫌悪感を抱くことはありますね。
私は、心地良いほうの音、音楽やリズムのことを書いていこうと思います。心地良い音楽ってどんな効果があるんでしょう?心地良い音楽の話とその効果について、いくつか書いていきます。
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もくじ◍5つの話と3つの効果
1.心地良い音楽とは?
心地良い音楽といえば、ヒーリングミュージックが思い当たります。でも、心地良いかどうかは聴く人の気持ちにどう作用するかで決まる気がします。
どう作用するかというと先ずは「リラックス効果」があげられますね。リラックスすると生体リズムが整ったり、気分が上がったり、いろいろと良いことに結び付きます。ヒーリングミュージックに限らず、どんな音楽でも聴く人の受け止め方次第で心地良い音楽になるということですね。
では、リラックスできる音楽について説明します。
2.自然音のリラックス効果
心地良い自然音ってどんな音を思い付きますか?
水音、波音、胎動は「1/fゆらぎ」効果もあり、リラックスする音とされています。繰り返しているようで、かすかな揺らぎがある。そこがちょちょいと心地良さをくすぐるわけです。その小さな変化が心地良いと感じるのは、人間の生体リズムに近いからという説もあります。
3.音楽のα波の効き目
心地良い音や音楽でリラックスしている時ってα波という脳波が出ているそうです。
クラシック音楽などに「1/fゆらぎ」があり、α波が出やすいと聞いたことがあります。ホルモンの分泌を促す、免疫細胞の活性化、治癒力を高める、などの効果があるといわれています。聴くだけで、こんな効果を得られるなら、ずっと聴いていたい!ですね。
ちなみにα波の逆はβ波で、良くないストレスや緊張が続くと出てくるそうです。β波が多く出るのが続くと、体調を崩すこともあるそうですよ。
4.気持ちに寄り添う音楽でリラックス
自然音は、楽し時も悲しい時も受け止め方が個々にちがうので、それなりに効果的だと思われます。
楽曲の場合はどうでしょう?悲しい時に元気を出そうとアップテンポなノリノリの楽曲を聴いても心に響きませんよね。おそらく気持ちと同調できなくて、リラックスどころか、不快にさえ感じることでしょう。
悲しい時は悲しいことに同調する楽曲を選ぶと心が開放されていきます。心が開放されると、だんだんリラックスできる状態になっていきます。
先ずは同調楽曲で「リラックスしていいよ」と心におしえてあげるんですね。そこから少しずつテンポアップした楽曲や明るい楽曲にして、気分アップしていくといいといわれています。
5. 音楽やリズムで、脳、心、身体に3つの効果
音楽と共に暮らすと、とてもお得な気がしませんか?脳を刺激して心を解し、リズムで身体能力を上げる!頭脳、心、身体に効果的な音楽とリズム。いいですね♪少し分けて書いてみます。
① 音楽とリズムが脳に繋がる
「顔や手を動かすと脳に刺激がいって活性化される」こんな話を聞いたことないですか?
顔や手に脳神経細胞の60%が集まっているといわれています。つまり、顔や手を動かすと脳を刺激して血流や脳神経が活性化されるわけです。
活性化されるとどうなるか?表情が豊かになる、会話がはずむ、気分が上がる、集中力が増す、などがあげられます。音楽とリズムを使って顔や手を動かすと相乗効果が生まれます。なぜなら、音楽は、芸術や創造に関係する右脳を刺激するからです。
右脳は、潜在意識と繋がっているといわれていて、経験上の記憶を呼び戻すのに効果的だそうです。つまり、リズミカルに顔や手を動かすことで脳神経を活性化させ、更に音楽で右脳を刺激するという相乗効果を生み出すわけです。
②音楽とリズムが心に良いわけ
同調する楽曲を聴くことで、気持ちを解してくれたり、心を開放と安定が得られて効果的です。④でも書きましたが、効果的ではあるけど、個人差があるので同調していることが大事です。
一般的には、スローなテンポの楽曲はリラックスしやすく、アップなテンポの楽曲は気分を上げやすいといわれます。確かに気分が落ちている時にジャカジャカアップテンポな楽曲を聴くとイラっとします。逆に気分転換やモチベーションアップしたい時にスローテンポで暗めの楽曲を聴くとやる気が落ちていきます。
これは一般的な話です。個人差があるので、中には悲しみとアップテンポの楽曲がマッチすることもあるでしょう。
音楽とリズムって面白いですね。
また、楽曲で心を刺激すると長年の怒りや苦しみ、哀しみなどのマイナスな感情を発散するのにも役立ちます。出来れば、聴くだけでなく、誰かと歌ったり演奏したりしてみてはいかがでしょう?お互いに同調したり協調したりすることで理解も生まれ、きっとコミュニケーション力も上がりますね。
③音楽とリズムが身体を効率よく動かす
音楽とリズムには、活動を促進させる効果があります。
楽曲を聴きながらランニングする、楽曲のリズムに乗ってエクササイズする、などのことです。音楽がない時よりも確実に身体が動かしやすいですよね。家事をしながら音楽を聴く、などもこの効果かも知れません。
身体を動かすことで、新鮮な酸素を体内に取り込めます。エクササイズの時に息を止めずに行うよう促されますよね?しっかり酸素を取り込むことで、内臓、筋肉、血流の活性化が期待できます。音楽とリズムで身体が動かしやすくなるって、楽しめるしお得な相乗効果ですね。
音とリズムのある暮らしって心地良いと、改めて思いました。
楽曲が聴けない時は、自然音を聴いてみるのもいいですね。歌ってみたり、楽器を演奏してみたり…。あなたも是非、音楽とリズムを味方にして、心地良い時間をお過ごしください。
●記事 by 音とリズムのある暮らしをこよなく愛するMob